あさゆん見聞録
日々の忍者的なネタとか綴っていきます。
尼崎 地名めぐりファンのつどいin潮江 レポート③ 潮江素盞嗚神社編
- 2014/08/03 (Sun) |
- 忍者・歴史紀行 |
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建設中の潮江素盞嗚神社での素敵なおもてなし
せっかく文次郎の日ですから、潮江素盞嗚神社に行ってみようと思いました。
といっても、いきあたりばったり旅行です。
地図を見るより、聞いてしまった方が早いと思って、緑色の神社のはっぴを着た女性がホテルにいたので、声をかけました。
「あの…潮江素戔嗚神社に行ってみたいんですけど、どう行ったらよいですか?」
すると、
「少し遠いので、一緒に行きましょう」
と言ってくださいました。
とても夏らしい暑い日で、お昼時の外はぎらぎらと太陽が照りつけています。
30度は軽く超えていたようです。
商店街には、まだ開店していない屋台が並び、
夕方からの賑わいに向けてばたばたと準備をする人たちが往行していました。
泊まりでしたら、夜の縁日を楽しみたかったのですが…。
10分ほど歩いたでしょうか。
神社の鳥居が見えてきました。
ん……?
見学会……???
鳥居をくぐると、受付で緑のはっぴを着た氏子の皆さんが、冷たいお茶で歓迎してくれました。
「お客さん連れて来たよ~」
「どこから来たの~?」
「東京です」
「はるばるお暑い中!お茶でもどうぞ」
なにこれ優しい。
私たち以外には、先客の女性が一人いるくらいでした。
お昼時でしたからね~。
こちらの見学会は、なんと本日の忍たまイベントに予定を合わせて開催したそうです。
氏子のおじさんが、つきっきりでガイドをしてくださいました。
12月14日の新社殿竣工式(10時~)には、尼子騒兵衛先生に頼んだ絵馬や、巨大算盤もお披露目になる予定だそうです。
絶対行かなきゃ!?
「もしかして、絵馬は潮江文次郎の絵柄ですか?」
と聞いてみましたら、
「公式にはまだナイショです」
との答えでした。絵馬は宮大工さんが制作するそうです。楽しみですね!
巨大算盤は、室町時代に使用されていた算盤の原点である、天2珠のそろばんが奉納されるそうです。
(現在の算盤は、天1珠・地4珠ですが、中国から伝来したばかりの算盤は、十六進数の計算を可能とする天2珠・地5珠が用いられていました)
尼子先生の事務所に氏子さんが訪れた際にそれを見せてもらって決めたそうです。
原作の落乱でも、文次郎が持っている算盤は、上の珠が2つ、下が5つの旧式のものなので、ぜひコミックスで確認してみてください。
氏子さんは、素盞嗚と算盤の関係も話してくださいました。
素盞嗚尊は、荒くれものの神様として知られています。やんちゃをして、お姉さんに天岩戸を閉じられてしまったり、タマタノオロチと戦ったり、乱暴者のイメージもありますが、実は日本で初めて和歌を詠んだ神様だそうです。
それも、妻のクシナダヒメに宛てた恋文だったとか!
意外とロマンチックな神様なんですね。
現在は、学問の神様と言えば、天神様として知られる菅原道真ですが、彼は平安時代の人物。本来学問の神様としては、素盞嗚が本家なのだそうです。
その、学問の象徴として、算盤を奉納するのだそうです。
12月の竣工式には氏子さんのお孫さん(4才)も参加されるのだとか。
微笑ましいですね。きっと、見に行きますね!
潮江素盞嗚神社へは、ダウンタウンも訪れたそうですよ!
工事中の内部を見学させていただきました!!
こんな機会滅多にありません。
実は私、建築物大好きなんでです……!!
関係する仕事も少しは経験があるのですが、建設中のお宮を見るのは勿論初めてで、大興奮でした!
安全のため、ヘルメットをかぶって進みます。
今からこちらに登ります。組み上がった枠の状態でさえ、なんだか重厚な雰囲気!
屋根まで登って来ました。
銅板葺屋根
屋根は銅板噴です。昔からお寺さんやお宮さんの屋根には、銅板が多く使われてきました。
高度な技術で職人さんの手によって、銅が屋根の骨組みに貼りつけられていきます。
工具。胴を切ったり曲げたり、細かい作業です。
屋根の骨組みに胴が葺かれていきます。
朝はまだ一列しかなかったそうですが、午後一時の段階でこれだけできたそうです。
ああ、美しい。
お宮らしい、屋根の舟型の部分です。
名称等詳しくなくてすみません。
綺麗ですね~。
桔木
寺社の軒は深いため、軒先が下がって仕舞わないよう、屋根の内部から屋根勾配なりにてこの原理でこの「桔木」を入れて支えています。
縋る破風板
大屋根を葺き下ろしてきて、その一部を伸ばすときに使う板です。
つまり、屋根の出っ張った部分。
このあたりに入口やお賽銭箱が設置されるのでしょうか。
隅木
屋根の隅に置かれるので、隅木といいます。
垂木(棟から軒に斜めにかけた屋根の骨組みになる板材)を取りつける板材で、
その重みを全て引き受けるので、105×105以上の太い部材が用いられるそうです。
それにしても……
美しいですね。
こちらには神様が移されるそうです。
まだナイショ。
完成が楽しみですね!!
社殿の見学、とっても面白かったです。
できれば、完成したお宮の中も見せて頂きたいなあ。
ヘルメットを返却し、尼崎駅まで戻ることを告げると、
とても暑いからといって、なんと車で送って下さいました。
本当に親切であったかいですね、尼崎の方って…!
お昼時の日差しには耐えきれず、ご厚意に甘えました。
(普段常にそういったことを行っているわけではないと思うので、ご訪問の際は「車乗せてください」などと神社の方に言わないようにお願いします)
このような一観光者に優しくして頂いたことを、深く感謝いたします。
尼崎に訪れるのは二度目ですが、出会ったどの方も本当に親切で、良い所だと思いました。
落乱を通じて出会う事ができた尼崎ですが、
忍たまファンであると同時に、この土地のファンになりました…!
小さい頃からTVで見て来た、忍術学園の子供たちの優しさと正義が、この場所にあるのかもしれませんね。
ちなみに、東京の人が冷たいとかよく言われますが、生粋の東京人に会えないだけですよ!
10人に声をかけたとしても恐らく9人が他の地方の人なので、道を聞いても答えられないし、
怯えて逃げるんです多分(笑)
前回:尼崎 地名めぐりファンのつどいin潮江 レポート② 講義編
せっかく文次郎の日ですから、潮江素盞嗚神社に行ってみようと思いました。
といっても、いきあたりばったり旅行です。
地図を見るより、聞いてしまった方が早いと思って、緑色の神社のはっぴを着た女性がホテルにいたので、声をかけました。
「あの…潮江素戔嗚神社に行ってみたいんですけど、どう行ったらよいですか?」
すると、
「少し遠いので、一緒に行きましょう」
と言ってくださいました。
とても夏らしい暑い日で、お昼時の外はぎらぎらと太陽が照りつけています。
30度は軽く超えていたようです。
商店街には、まだ開店していない屋台が並び、
夕方からの賑わいに向けてばたばたと準備をする人たちが往行していました。
泊まりでしたら、夜の縁日を楽しみたかったのですが…。
10分ほど歩いたでしょうか。
神社の鳥居が見えてきました。
ん……?
見学会……???
鳥居をくぐると、受付で緑のはっぴを着た氏子の皆さんが、冷たいお茶で歓迎してくれました。
「お客さん連れて来たよ~」
「どこから来たの~?」
「東京です」
「はるばるお暑い中!お茶でもどうぞ」
なにこれ優しい。
私たち以外には、先客の女性が一人いるくらいでした。
お昼時でしたからね~。
こちらの見学会は、なんと本日の忍たまイベントに予定を合わせて開催したそうです。
氏子のおじさんが、つきっきりでガイドをしてくださいました。
12月14日の新社殿竣工式(10時~)には、尼子騒兵衛先生に頼んだ絵馬や、巨大算盤もお披露目になる予定だそうです。
絶対行かなきゃ!?
「もしかして、絵馬は潮江文次郎の絵柄ですか?」
と聞いてみましたら、
「公式にはまだナイショです」
との答えでした。絵馬は宮大工さんが制作するそうです。楽しみですね!
巨大算盤は、室町時代に使用されていた算盤の原点である、天2珠のそろばんが奉納されるそうです。
(現在の算盤は、天1珠・地4珠ですが、中国から伝来したばかりの算盤は、十六進数の計算を可能とする天2珠・地5珠が用いられていました)
尼子先生の事務所に氏子さんが訪れた際にそれを見せてもらって決めたそうです。
原作の落乱でも、文次郎が持っている算盤は、上の珠が2つ、下が5つの旧式のものなので、ぜひコミックスで確認してみてください。
氏子さんは、素盞嗚と算盤の関係も話してくださいました。
素盞嗚尊は、荒くれものの神様として知られています。やんちゃをして、お姉さんに天岩戸を閉じられてしまったり、タマタノオロチと戦ったり、乱暴者のイメージもありますが、実は日本で初めて和歌を詠んだ神様だそうです。
それも、妻のクシナダヒメに宛てた恋文だったとか!
意外とロマンチックな神様なんですね。
現在は、学問の神様と言えば、天神様として知られる菅原道真ですが、彼は平安時代の人物。本来学問の神様としては、素盞嗚が本家なのだそうです。
その、学問の象徴として、算盤を奉納するのだそうです。
12月の竣工式には氏子さんのお孫さん(4才)も参加されるのだとか。
微笑ましいですね。きっと、見に行きますね!
潮江素盞嗚神社へは、ダウンタウンも訪れたそうですよ!
工事中の内部を見学させていただきました!!
こんな機会滅多にありません。
実は私、建築物大好きなんでです……!!
関係する仕事も少しは経験があるのですが、建設中のお宮を見るのは勿論初めてで、大興奮でした!
安全のため、ヘルメットをかぶって進みます。
今からこちらに登ります。組み上がった枠の状態でさえ、なんだか重厚な雰囲気!
屋根まで登って来ました。
銅板葺屋根
屋根は銅板噴です。昔からお寺さんやお宮さんの屋根には、銅板が多く使われてきました。
高度な技術で職人さんの手によって、銅が屋根の骨組みに貼りつけられていきます。
工具。胴を切ったり曲げたり、細かい作業です。
朝はまだ一列しかなかったそうですが、午後一時の段階でこれだけできたそうです。
ああ、美しい。
お宮らしい、屋根の舟型の部分です。
名称等詳しくなくてすみません。
綺麗ですね~。
桔木
寺社の軒は深いため、軒先が下がって仕舞わないよう、屋根の内部から屋根勾配なりにてこの原理でこの「桔木」を入れて支えています。
縋る破風板
大屋根を葺き下ろしてきて、その一部を伸ばすときに使う板です。
つまり、屋根の出っ張った部分。
このあたりに入口やお賽銭箱が設置されるのでしょうか。
隅木
屋根の隅に置かれるので、隅木といいます。
垂木(棟から軒に斜めにかけた屋根の骨組みになる板材)を取りつける板材で、
その重みを全て引き受けるので、105×105以上の太い部材が用いられるそうです。
それにしても……
美しいですね。
こちらには神様が移されるそうです。
まだナイショ。
完成が楽しみですね!!
社殿の見学、とっても面白かったです。
できれば、完成したお宮の中も見せて頂きたいなあ。
ヘルメットを返却し、尼崎駅まで戻ることを告げると、
とても暑いからといって、なんと車で送って下さいました。
本当に親切であったかいですね、尼崎の方って…!
お昼時の日差しには耐えきれず、ご厚意に甘えました。
(普段常にそういったことを行っているわけではないと思うので、ご訪問の際は「車乗せてください」などと神社の方に言わないようにお願いします)
このような一観光者に優しくして頂いたことを、深く感謝いたします。
尼崎に訪れるのは二度目ですが、出会ったどの方も本当に親切で、良い所だと思いました。
落乱を通じて出会う事ができた尼崎ですが、
忍たまファンであると同時に、この土地のファンになりました…!
小さい頃からTVで見て来た、忍術学園の子供たちの優しさと正義が、この場所にあるのかもしれませんね。
ちなみに、東京の人が冷たいとかよく言われますが、生粋の東京人に会えないだけですよ!
10人に声をかけたとしても恐らく9人が他の地方の人なので、道を聞いても答えられないし、
怯えて逃げるんです多分(笑)
前回:尼崎 地名めぐりファンのつどいin潮江 レポート② 講義編
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プロフィール
HN:
あさゆん
性別:
女性
趣味:
小説
自己紹介:
ゆんと申します。
忍たまが大好きです。
特に六年生が好きですが、全キャラ愛してます。
ブログでの活動は、忍たま的な実習、実験、旅行などが多いです。
忍たまが大好きです。
特に六年生が好きですが、全キャラ愛してます。
ブログでの活動は、忍たま的な実習、実験、旅行などが多いです。
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